ご自身がいわゆるブラックリストに載っているかどうか、信用情報を確認したいけれど、請求方法がよく分からないとお悩みの方もいらっしゃるでしょう。現在では、スマートフォンを使って簡単に信用情報を開示することができ、郵送請求よりも手軽で費用も安く、短時間で結果を確認できるようになっています。この記事では、スマートフォンを使った信用情報開示請求の方法について詳しくご紹介します。
目次
開示請求にかかる費用は?
信用情報は、3つの指定信用情報機関に開示請求をすることで確認することができます。請求方法には郵送請求とスマートフォンやPCでの請求があり、スマートフォンやPCでの請求の方が費用面で断然お得です。以下に、郵送請求とスマートフォン・PCで請求した場合の費用を比較した表を示します。
郵送請求費用 | スマホ・PC請求費用 | |
CIC | 1,650円 | 500円 |
JICC | 1,430円 | 1,164円 |
全銀協 | 1,679円 | 1,000円 |
費用合計 | 4,759円 | 2,664円 |
上記の表からも分かるように、3つの信用情報機関すべてに開示請求を行った場合、スマホやPCで請求した方が2,095円も節約できます。何度も開示請求を行う必要がある方にとっては、郵送よりもスマホやPCでの請求が断然お得です。
支払方法と必要な書類は?
スマホでの開示請求では、利用する信用情報機関によって支払方法や必要な書類が異なります。
支払方法 | 用意しておく物 | |
CIC | ・クレジットカード ・キャリア決済 | ・連絡用メールアドレス ・運転免許証(お持ちの方は必須!) |
JICC | ・クレジットカード ・コンビニ・ATM・ネットバンキング ・キャリア決済 | ・連絡用メールアドレス ・JICCのアプリをインストールしておく ・その他 ※1に記載 |
全国銀行協会 | ・クレジットカード ・オンライン決済(PayPay) ・キャリア決済 | ・連絡用メールアドレス ・本人確認専門アプリ「TRUSTDOCK」をインストールしておく ・マイナンバーカード |
※1 JICCでは、本人確認方法としてクレジットカード認証を採用していますが、対象となるクレジットカード会社が限られています。そのため、対象のカードを持っていない場合、開示書は本人限定郵便でしか請求できません。この場合、手続き自体はスマホで行えますが、郵送請求と同様に本人確認書類の提出が必要です。
開示請求にかかる時間は?
信用情報開示請求をスマホやPCで行った場合、開示書を閲覧できるまでの時間は信用情報機関によって異なります(特にJICCは特徴的です!)。
CIC | 手続き完了から数分 |
JICC | ①クレジットカード認証の場合 数分〜数時間 ②本人確認認証の場合 手続き完了後、5日〜7日程で本人限定郵便で開示書が郵送される。 |
全国銀行協会 | 手続き完了から3日~5日程 |
まとめ
CICの場合は即日で開示されますが、JICCでは対象クレジットカードを所有していないと即日開示ができません。また、全国銀行協会はそもそも即日開示の対応をしていません。それでも、郵送で開示請求を行うと開示書が届くまでに7日~10日かかるため、それに比べるとスマホやPCでの請求は早いと言えます。
今回は、スマートフォンを使って信用情報を開示する方法をご紹介しました。私自身も実際にスマホで開示請求を行いましたが、事前にメールアドレスの準備やアプリのインストールなど、意外と準備が必要な印象を受けました。しかし、今後、信用情報を何度も開示する可能性がある方にとっては、スマホでの開示は郵送よりも圧倒的に便利です。
この記事が、信用情報でお悩みの方にとって少しでもお役に立てれば幸いです。当事務所では信用情報開示請求の代行業務も承っておりますので、開示請求に関してお悩みの方はぜひご相談ください。