個人事業主の方、法人の方、補助金制度の存在は知っているが、利用したことがないという方は少なくないのではないでしょうか。補助金は返済の必要がなく、事業を実施する際に助けとなってくれる制度です。一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。そこで今回は、補助金の中でも比較的使いやすい「小規模事業者持続化補助金」について触れてみたいと思います。
小規模事業者持続化補助金
【目的】
売り上げを伸ばす事業を実施する為の補助金
【対象事業者】
・製造業その他の業種に属する事業を主たる事業として営む商工業者および個人事業主
・常時使用する従業員の数が20人以下
※卸売業、小売業、サービス業(宿泊、娯楽業をの除く)に属する事業を主たる事業として営む者については5人以下
(※全てを満たす必要があります)
【対象となる経費】
機械装置等費/広報費/展示会等出展費
旅費/開発費/資料購入費/雑役務費
借料/専門家謝金/専門家旅費
車両購入費/設備処分費
委託費/外注費
【補助金額】
商工会議支所・商工会の助言等を受けて経営計画を作成し、その計画に沿って地道な販路開拓に取り組む費用の2/3を補助
※補助上限額は50万円まで。
【流れ】
自分の事業所や会社が「何」をするために補助金が必要かを申請
※公募期間:平成30年3月9日(金)~平成30年5月18日(金)
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審査
※内容次第で補助金の採択の有無を握る重要な書類が(様式2)(様式3)です。この2枚に自社の思いを込める訳ですが、あらぬ方向に熱が入るばかり、補助金の主旨からずれた事を書いて採択は遠のくばかりです。国が補助金をあげたい事業者は「補助金を交付して、ちゃんと売り上げを伸ばし税金をしっかり払ってくれる事業者」です。お金の無い事業者を助けるという意味合いの補助金ではないのでまずはここを念頭に置くべきです。
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合格をすると補助金が受けられる
※比較的気軽に申請できる小規模事業者持続化補助金は年を追うごとに人気が増し、その採択率も年々低くなっており、現在では30%くらいではとの声も聞きます。
採択を決めるのに重要な(様式2)(様式3)!
(様式2)にはまず企業の概要を記載し、顧客ニーズや市場の動向を事業者の視点から記載するのですが、「顧客ニーズ」は売り上げが上がる内容を「市場の動向」には自身の事業にとってチャンスである部分を強調しましょう!そして自社と提供する商品とサービスの強みをできるだけ多く記載し、起業の今後のプランについて、将来自身の会社・店がどんな会社・店になっているかを分かり易く書き込みましょう。
続いて(様式3)ですが、これにはいよいよ補助金を使って行う事業の内容を記載します。「補助事業で行う事業名」は30文字以内で書くのですが、このタイトルと言える部分も非常に重要ですので、手を抜かずにしっかりと書きましょう。そして補助金を使ってやりたいことを具体的に記載し、審査する人に自分のやりたいことがしっかりと伝わる様にしましょう。最後に行う補助事業が、お店や会社の売り上げアップになることは勿論、その他社会や環境等にどんな効果があるのかを考えて書きましょう。
新たな事業をお考えの方は、仮に補助金の採択を得られようがそうでなかろうが、いずれにしてもその事業を行うつもりで申請に臨みましょう。田端洋海行政書士事務所でもかねてより計画しており、公募が始まった現在、自分の申請に挑戦します!一緒にチャレンジしたい事業者の方はご連絡ください!
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あなたの日常が一刻も早く平穏になるように尽力します!