以前に住民票再取得について記事にして紹介したところ、多くの方からお問合せをいただきました。そこで今回の記事では、住民票を職権削除されてしまった人がどうすれば住民票を再取得できるかをご紹介します。
目次
先ずは確認!
最後の住所地から移転先の市区町村で住民登録をせずに一定の期間が経過すると、住民登録を職権で削除されてしまいます。しかし住民登録を削除されてから5年以内であれば、ご自身の記録が役所のデータに残されている可能性があります。職権削除されてから5年経過していない方は勿論、記憶が定かで無い方も先ずは最後に住民登録をしていた役所に事情を説明し確認をしてみましょう。自治体によっては職権削除から5年以上経過していても対応してくれるケースもあります。
役所に確認した結果、ご自身の記録が残っていた方は、住民票再取得の道のりは遠くありません。あなたがどこの市区町村で住民登録を希望するかにより必要書類が変わってきますので、役所の担当者に確認して提出するのみです。
記録が残っていなかったあなた、まだ諦めないでください。次に紹介する書類を揃えれば可能性が見えてきます!
必ず必要になる2点の書類!
あなたの記録が最後の住所地に残されていなかった場合、最低でも次の2点の書類を揃えることが必須になります。
- 戸籍謄本(ご本人の現在戸籍)
- 戸籍の附票
上記の2点はあなたの本籍地が置かれている市区町村に請求して取得が可能です。注意したいのがこの書類を請求する際に戸籍記載の地番を記載する必要があることです。暗記されている方はほとんどいないと思います(私もそうです・・・)。本籍地の市区町村に確認しても教えてはくれないので、両親や兄弟姉妹の協力が必要になってくるでしょう。
※本籍地がある市区町村に住民登録を希望する場合、上記2つの書類が不要なケースがあるようなので、戸籍住民課の担当者に確認してみましょう。
次は住民登録をする市区町村に相談!
戸籍謄本・戸籍の附票を取得できましたら次は住民登録を希望する市区町村に、他に必要な書類があるか確認します。市区町村により若干の違いはありますが大抵は下記の物を求められるはずです。
- 本人のキャッシュカード
- 病院の診察券
- 本人名義の預金通帳
- 公共料金の明細書
- 同居人がいる場合は同居人の署名・捺印がされた居住証明書
その他、戸籍住民課の窓口で担当者から親兄弟の氏名や誕生日等、本人しか分からない簡単な質問をされます。もし同居されている方がおられるなら、その方と一緒に役所に向かい再取得の手続きがスムーズになるでしょう。
手続きが完了したら?
無事に住民登録が完了しましたら、いよいよ再出発の開始です!下記は住民登録手続きを終えたその日の内に可能な手続きの一部です。
- 住民票の交付
- 印鑑登録(事前に登録したい印鑑を用意!)
- 国民健康保険証
- マイナンバーカードの申請書類の受領
上記の書類はいずれも身分証明に使える大事な書類ですので、せっかく役所に足を運んだのですから一緒に手続きを済ませておくことをお勧めします。
まとめ
以上、住民票再取得の流れをご紹介させて頂きました。住民票取得の手続きは、お客様からのご相談が多い事案ですので当事務所でもお客様のご要望にお応えできるよう尽力します。住民票取得の手続きでご不明な点などございましたらご相談下さい!