以前の記事で「ドローンを屋外で飛ばすまでのステップ」を簡単に紹介しました。その過程で「ドローンの機体登録」が必要になるのですが、そもそもどこでどうやって機体を登録すれば良いのか分からない方もおられるかもしれません。ドローンスクールやラジコンクラブに入会していれば登録方法を教えてもらえますが、それらの団体に所属していない個人の場合、なかなか情報は入りにくいでしょう。そこで今回はドローンの機体登録の方法を解説いたします。
目次
アカウントを開設!
機体登録をするために一番最初に行うことは国土交通省のサイト「ドローン登録システム」でアカウントを開設することから始まります。
アカウント開設に必要な物
・メールアドレス(必須!)
・マイナンバーカード(マイナンバーカードを用いてアカウント開設する場合)
※マイナンバーカードを用いてアカウントを作成すると、後に行う必要な情報の入力が楽になります。
手順
-
登録サイト「ドローン登録システム」へアクセス
https://www.dips-reg.mlit.go.jp/drs/top/init -
個人:「個人の方のアカウント開設」を選択企業・団体:「企業・団体の方のアカウント開設」を選択
-
最初に表示される「利用規約」「無人航空機の飛行ルール」「航空法における無人航空機(ドローンラジコン機等)の飛行ルールについて」を読み、「理解しました」にチェックを入れ「次に進む(理解しました)」を選択
-
記載されている情報を入力し「確認」を押す
-
入力した情報の確認画面で内容に問題がなければ「開設」を押す。
開設完了後に国土交通省から登録したメールアドレス宛にメールが届きます。メールにはドローン登録システムのログインに必要なログインIDが記載されていますのでメモを取るなど、大事に保管しておきましょう。手続きはPCでもスマートフォンでも可能です。
機体を登録!
アカウントを解説したら、次は機体を登録します。トップページ右上にあるメニューからログインし、登録画面で「新規登録」を押す。
機体登録に必要な本人確認書類は4つの方法から選択
・マイナンバーカード
・免許証
・パスポート
・スマホやPC入力ではなく郵送で行う
申込み手数料
マイナンバーカードを選択した場合
1機目:900円
2機目以降:890円(同時申請の場合)
マイナンバーカード以外を選択した場合
1機目:1450円
2機目以降:1050円
※マイナポータルというアプリをダウンロードすると、マイナンバーカードで申し込むことができます。
機体情報の入力
機体が該当する方を選択
・「メーカーの機体・改造した機体/自作した機体」
自作した機体の場合に添付する情報
・機体重量
・最大離陸重量
・機体寸法(全幅)(全長)(全高)
・機体の画像(全体/上面)(前面)(側面)(操縦装置画像)
・製造者名
・型式名
・製造番号
※6月20日以降に申請する機体は、リモートIDという国土交通省等が機体の管理を行うための電子ナンバープレートの様な物の装着が必須になるのですが、機体の情報に加えて、機体に装着(又は内蔵された)リモートIDの情報も登録する必要があります。
所有者情報の入力
「使用者と所有者は同一人物ですか?」と表示されますので、同一人物なら「はい」を選択しましょう。
最後に「入力した情報の確認」画面で入力事項を確認して、問題が無ければ「登録申請」→「OK」を押して申請は完了です。
「申請が完了するまで画面を閉じないで下さい。画面を閉じると今まで入力したデータは破棄されます」という警告が表示され、画面では読み込み中のアイコンがクルクル回りっぱなしの状態になることがありますが、その場合は「各種手続き確認のお知らせ」というメールが届いているかチェックしてください。「このまま手続きを進めて良い場合は以下のURLを押してメールアドレスの認証を完了してください」という記載のすぐ下にあるURLを押すと認証が完了し申請が受理されたことになります。
手数料の納付
国土交通省から手数料納付のお知らせメールが届きます。申請した日からこのメールが届くまでの時間は人によりまちまちのようです。
・メール内の「ログインURL」を押しドローン登録システムのトップページに入る。
・「申請状況確認/取り下げ/支払い」を押す。
・申請状況一覧の「支払い方法一覧」から支払い手続きを行う。
・納付完了後しばらくすると国土交通省から「新規登録完了」のメールが届くと登録完了。
登録記号の確認
・ドローン登録システムにログインし「申請状況確認/取り下げ/支払い」を押す。
・「詳細」を押し下にスクロールすると「機体情報」が表示される。
・登録記号の表記が確認できるので、シール等に印字して機体に貼りつける。
まとめ
今回の記事ではドローン・ラジコン等の機体登録の方法を紹介いたしました。ドローン登録の流れは理解されたけど「機体登録申請を行う時間がない」「申請手続き等が苦手」という方にむけて、当事務所ではドローン機体登録代行・飛行許可申請代行を行っております。
先ずはご相談下さい!